RailsConf2007: David Heinemeier Hansson keynote
初日は、やはり DHH のキーノートが一番よかった。
開口一番、TextMate いいよ!という話からはじまり、いよいよ本題の Rails 2.0 へ。
一番大きな変更点は、やはり ActiveResource の respond_to で REST にネイティブ対応したよ、というところ。続いて、その他 9つの変更点が挙げられた。
- Breakpoints are Back
- HTTP Performance Improvements
- Query Cache
- Action Mimetype Renderer
- Config Initializer
- Sexy Migrations
- HTTP Authentication
- The MIT Assumption
- Spring Cleaning
個人的に、注目は HTTP Performance Improvements。
具体的には、
- 複数の Javascript や css をそれぞれ1ファイルにまとめて、1回の HTTP リクエストで読めるようにする
- img タグのホスト名をランダムに振って、ブラウザの1ホスト2接続制限をくぐり抜ける
という感じ。
YAPC::Asia 2007 で Ben Trott も言ってたけど、1つ目の Javascript と css を1ファイルにまとめるのは実際にかなり効果がある。
Lingr では、5つあった script タグを1つにまとめた結果、4.45秒が 3.76秒になった (転送時間をFirebugで確認)。さらに、4つの css を1つにまとめると 3.12秒にまで短縮できた。
これを標準でできるのはすばらしい。
概要が O'Reilly Radar に載ってるので、詳しくはそちらを参照してください。
http://radar.oreilly.com/archives/2007/05/dhhs_rails_keyn.html