LimeChat 2.36 リリース

http://limechat.net/

64bit Windows で 32bit アプリケーションを動かすと、ウィンドウのリサイズ時に内部のビューが追随しない問題が起きる場合があるようです。これは、WOW64 のバグらしく、アプリ側で回避する方法が見つからなかったので、今回から 64bit版を用意しました。
その他、細かいバグフィクスです。

  • スクリプトの openFile でファイルを開くときに、コードページが反映されない場合があるバグをfixした。

TinyGrowl リリース

Growl.framework なしで Objective-C から Growl に通知を送るライブラリ、TinyGrowl をリリースしました。

http://github.com/psychs/tinygrowl

他のアプリに組み込むプラグインから Growl に通知を送りたい場合などに使えると思います。(プラグインGrowl.framework をロードしてしまうと、アプリ本体や他のプラグインGrowl.framework を使えなくなってしまうので)

使い方は、いたって簡単です。

まずは初期化。

growl = [TinyGrowlClient new];
growl.delegate = self;
growl.allNotifications = [NSArray arrayWithObjects:@"Alert", @"Info", nil];

allNotifications には、Growl のプリファレンスに表示される notification の全種類を渡します。

通知を送るには、notifyWith... を呼べば ok です。

id context = @"test info context";
[growl notifyWithType:@"Info"
                title:@"Info title"
          description:@"Info description"
         clickContext:context];

sticky にしたい場合は、もう少しパラメータの多いほうのメソッドを呼びます。

id context = @"test alert context";
[growl notifyWithType:@"Alert"
                title:@"Alert Title"
          description:@"Alert description"
         clickContext:context
               sticky:YES
             priority:1
                 icon:nil];

ユーザが通知をクリックしたとき、あるいはタイムアウトして消えたときに、notifyWith... に渡した context を引数にしてコールバックメソッドが呼ばれます。

- (void)tinyGrowlClient:(TinyGrowlClient*)sender didClick:(id)context
{
    NSLog(@"clicked: %@", context);
}

- (void)tinyGrowlClient:(TinyGrowlClient*)sender didTimeOut:(id)context
{
    NSLog(@"timed out: %@", context);
}

Growl の通知をクリックしたときに、何かアクションを起こしたい場合に便利です。

Echofon for Mac ベータリリース

ぼくが開発している Twitter クライアント、Echofon for Mac がベータリリースされたので、紹介しておきます。

http://echofon.com/twitter/mac/

メインウィンドウ



メインウィンドウは、Twitter の性質上、デスクトップに表示する時間が長いので、コンパクトにまとめました。

複数のアカウントを利用している場合、左下の自分のアバターアイコンをクリックして、アカウントを切り替えることができます。

送信は、画面下のテキストフィールドに入力し、Return キーを押せば ok です (設定で Cmd-Return に変更することも可能)。

Retweet は、コンテキストメニューから送れます。


ユーザプロフィール



タイムライン上のユーザ名やアバターアイコンをクリックすると、ユーザプロフィールをドロワーで表示します。

この画面で、ユーザタイムラインや following、followers を見ることができます。

名前やウェブサイトのURLはリンクになっているので、クリックするとウェブブラウザでリンクを開けます。


Conversation ビュー



タイムライン上で、tweet の右下にあるふきだしリンクをクリックすると Conversation ビューを開くことができます。

この Conversation ビューは、in reply to のリンクをたどり、関係のありそうな tweet をすべて表示するのがいいところです。


キーワードハイライト



プリファレンスの Highlights タブでキーワードを登録しておくと、キーワードにマッチする tweet をハイライト表示してくれます。

たとえば、「echofon」を登録しておくと、「echofon」を含む tweet をすべてハイライトします。

スクロールバーには、どのあたりにハイライトした tweet があるのかを明るい緑の線で表示するので、ハイライトした場所にマウスホイールなどですばやく移動することができます。

なお、デフォルトの空の状態では、自分のユーザ名だけにマッチするようになっています。


iPhone版との既読状態の sync



iPhone の Echofon Pro を利用している場合、Echofon for Mac と既読状態を sync することができます。設定は、プリファレンスでアカウントを選択して、「iPhone Sync」タブから行えます。

設定が完了すると、アカウントのリストに sync マークが表示されます。

この状態でしばらくすると、Echofon Pro と既読状態を同期しはじめます。

この機能により、iPhone とデスクトップで、同じ tweet を未読として2度読むということがほとんどなくなり、非常に快適に Twitter を楽しむことができます。


オートページネータ



タイムラインの一番下に移動すると、自動的に次のページの取得をはじめます。

フィルタバー



タイムラインで Cmd-F を押すと、過去に受信した tweet を検索するフィルタバーを表示できます。

検索したい単語を入力すると、ユーザ名と tweet の本文から検索して、マッチするものを表示してくれます。

検索



Search タブでは、Twitter の検索機能を利用できます。

左の虫メガネのアイコンをクリックすると、検索キーワードの履歴を表示します。

画像つき tweet の送信



画像ファイルをメインウィンドウにドロップすると、tweet に画像を添付することができます。tweet を送信すると、画像は TwitPic にアップロードされ、その URL が末尾に追記されます。

イメージプレビュー



タイムラインで TwitPic や twitgoo などの画像サービスの URL をクリックすると、イメージプレビューのウィンドウを表示します。

オリジナルのサイトを開くには、コンテキストメニューから「View Original」をクリックするか、ダブルクリックしてください。

今後の開発について

Echofon for Mac は、いまのところプレビュー版という扱いでリリースしています。今後、正式版のリリースとともに、有料化される予定になっています。

詳しくは、naan studio の blog を参照してください。

http://blog.naanstudio.com/

LimeChat 2.35 リリース

http://limechat.net/

細かいバグfixです。

  • URLのパーズ方法を変更した。
  • スクリプトの openFile でファイルを開くときに、コードページが反映されていなかったバグをfixした。
  • バルーンに表示するときに色効果タグを除去するようにした。

LimeChat on Snow Leopard

Snow Leopard にアップグレードしたら、LimeChat for OSX が起動しなくなったという方は、以下のポイントをチェックしてみてください。