Echofon for Mac ベータリリース
ぼくが開発している Twitter クライアント、Echofon for Mac がベータリリースされたので、紹介しておきます。
http://echofon.com/twitter/mac/
メインウィンドウ
メインウィンドウは、Twitter の性質上、デスクトップに表示する時間が長いので、コンパクトにまとめました。
複数のアカウントを利用している場合、左下の自分のアバターアイコンをクリックして、アカウントを切り替えることができます。
送信は、画面下のテキストフィールドに入力し、Return キーを押せば ok です (設定で Cmd-Return に変更することも可能)。
Retweet は、コンテキストメニューから送れます。
ユーザプロフィール
タイムライン上のユーザ名やアバターアイコンをクリックすると、ユーザプロフィールをドロワーで表示します。
この画面で、ユーザタイムラインや following、followers を見ることができます。
名前やウェブサイトのURLはリンクになっているので、クリックするとウェブブラウザでリンクを開けます。
Conversation ビュー
タイムライン上で、tweet の右下にあるふきだしリンクをクリックすると Conversation ビューを開くことができます。
この Conversation ビューは、in reply to のリンクをたどり、関係のありそうな tweet をすべて表示するのがいいところです。
キーワードハイライト
プリファレンスの Highlights タブでキーワードを登録しておくと、キーワードにマッチする tweet をハイライト表示してくれます。
たとえば、「echofon」を登録しておくと、「echofon」を含む tweet をすべてハイライトします。
スクロールバーには、どのあたりにハイライトした tweet があるのかを明るい緑の線で表示するので、ハイライトした場所にマウスホイールなどですばやく移動することができます。
なお、デフォルトの空の状態では、自分のユーザ名だけにマッチするようになっています。
iPhone版との既読状態の sync
iPhone の Echofon Pro を利用している場合、Echofon for Mac と既読状態を sync することができます。設定は、プリファレンスでアカウントを選択して、「iPhone Sync」タブから行えます。
設定が完了すると、アカウントのリストに sync マークが表示されます。
この状態でしばらくすると、Echofon Pro と既読状態を同期しはじめます。
この機能により、iPhone とデスクトップで、同じ tweet を未読として2度読むということがほとんどなくなり、非常に快適に Twitter を楽しむことができます。
フィルタバー
タイムラインで Cmd-F を押すと、過去に受信した tweet を検索するフィルタバーを表示できます。
検索したい単語を入力すると、ユーザ名と tweet の本文から検索して、マッチするものを表示してくれます。
画像つき tweet の送信
画像ファイルをメインウィンドウにドロップすると、tweet に画像を添付することができます。tweet を送信すると、画像は TwitPic にアップロードされ、その URL が末尾に追記されます。
イメージプレビュー
タイムラインで TwitPic や twitgoo などの画像サービスの URL をクリックすると、イメージプレビューのウィンドウを表示します。
オリジナルのサイトを開くには、コンテキストメニューから「View Original」をクリックするか、ダブルクリックしてください。
TinyGrowl リリース
Growl.framework なしで Objective-C から Growl に通知を送るライブラリ、TinyGrowl をリリースしました。
http://github.com/psychs/tinygrowl
他のアプリに組み込むプラグインから Growl に通知を送りたい場合などに使えると思います。(プラグインで Growl.framework をロードしてしまうと、アプリ本体や他のプラグインで Growl.framework を使えなくなってしまうので)
使い方は、いたって簡単です。
まずは初期化。
growl = [TinyGrowlClient new]; growl.delegate = self; growl.allNotifications = [NSArray arrayWithObjects:@"Alert", @"Info", nil];
allNotifications には、Growl のプリファレンスに表示される notification の全種類を渡します。
通知を送るには、notifyWith... を呼べば ok です。
id context = @"test info context"; [growl notifyWithType:@"Info" title:@"Info title" description:@"Info description" clickContext:context];
sticky にしたい場合は、もう少しパラメータの多いほうのメソッドを呼びます。
id context = @"test alert context"; [growl notifyWithType:@"Alert" title:@"Alert Title" description:@"Alert description" clickContext:context sticky:YES priority:1 icon:nil];
ユーザが通知をクリックしたとき、あるいはタイムアウトして消えたときに、notifyWith... に渡した context を引数にしてコールバックメソッドが呼ばれます。
- (void)tinyGrowlClient:(TinyGrowlClient*)sender didClick:(id)context { NSLog(@"clicked: %@", context); } - (void)tinyGrowlClient:(TinyGrowlClient*)sender didTimeOut:(id)context { NSLog(@"timed out: %@", context); }
Growl の通知をクリックしたときに、何かアクションを起こしたい場合に便利です。