RubyCocoa がすごい

RubyCocoaLimeChat for OSX を作ってみて感じたのが、RubyCocoa の着眼点がすばらしくいいということ。
Cocoa には結構つらいところがある。

  • 文字列処理が面倒
  • 配列やハッシュを扱うのが面倒
  • 正規表現がない (OgreKit があるけど)
  • GC がない

たとえば、文字列を連結するだけでも、

s = [s stringByAppendingString:t];

というようにかなり長くなってしまう。配列やハッシュの処理も同じようにメソッド名が長く、GC がないのでリファレンスカウントの挙動を常に気にする必要がある。
しかし、これらの問題点は RubyCocoa を使うことで一気に解消してしまう。どれも Ruby が得意にしてるところだからだ。そして、Cocoa の楽しいところだけが純粋な形で浮き彫りになっているのだと思う。